スポーツ医・科学によるチーム支援の充実とジュニア世代およびスポーツを支える人材育成を通じて
地域の活性化とスポーツ振興に貢献
オムロン ハンドボール部(GM:勝田祥子、以下ピンディーズ)と、学校法人銀杏学園 熊本保健科学大学(学長:竹屋元裕、以下熊保大)は、連携協力に関する協定を締結しました。
本協定の目的は、ピンディーズと熊保大が密接に連携協力することで、双方の持つ知的、人的および物的資源の活発な交流と活用を行い、地域活性化とスポーツの振興に寄与することです。この目的を達成するために、次のような連携事項を設定します。
- スポーツ医・科学によるチーム支援の充実
- ジュニア世代育成パスウェイ構築とスポーツを支える人材育成
包括連携協定を提携することで、スポーツの持つ多面的な価値を最大化し、文化や産業として発展させることで地域の活性化とスポーツ振興に貢献します。
<取り組み概要>
- スポーツ医・科学によるチーム支援の充実
- 熊保大がピンディーズの身体機能に関する詳細な計測・評価を実施し、競技力向上に関する課題を明確化。
具体的には熊保大の物的資源である光学式3次元自動動作分析装置・多用途筋力測定装置・呼気ガス分析装置などを用いて身体機能計測を実施。計測されたデータを解析することで得られた知見を、フィードバックし、選手・監督・コーチなど多くの関係者に共有、活用します。 - フィールドテストを実施し、選手のコンディショニングに関する課題を明確化。
シーズン開始時と終了時にコートシャトル・メディシンボールスロー・ベンチプレス・スクワット・体組成などのフィールドテストを実施し、選手のデータベースを構築。構築されたデータベースをもとに、シーズン毎の比較を行うことで選手のコンディションを可視化し、データベースに基づく成長曲線の推定及び追跡などを実施します。 - 理学療法士とアスレティックトレーナーのダブルライセンスを有する教員の定期的な派遣を実施。
選手のサポート体制を構築すると共に、怪我などによりチーム離脱を余儀なくされた選手に対するアスレティックリハビリテーションやトレーニングを、熊保大の施設を活用しながら選手のコンディショニングを整えます。
- 熊保大がピンディーズの身体機能に関する詳細な計測・評価を実施し、競技力向上に関する課題を明確化。
- ジュニア世代育成パスウェイ構築とスポーツを支える人材育成
- ピンディーズU-12 カテゴリー世代の身体機能やコンディションに関する計測・評価を実施。
中長期的な強化戦略に基づく競技力向上を支援する体制を構築。計測したデータを、カテゴリーを超えて共有することで成長曲線の推定及び追跡などを行い、ジュニアアスリートの育成パスウェイ構築に活用します。 - 熊保大学生を対象としたアスリートサポート演習など実践的な学びの場を提供。
実際のトレーニングや選手サポートの場面において、熊保大スポーツリハビリテーションコースの学生の学びを、チームのアスレティックトレーナーと大学教員が多方面から支援し、スポーツを支える人材の育成を強化します。
- ピンディーズU-12 カテゴリー世代の身体機能やコンディションに関する計測・評価を実施。
熊本保健科学大学について
熊本保健科学大学は、地域に愛され、日本の保健医療分野をリードする大学を目指し、専門的な「知識」と「技術」を極め、「思慮」深さと「仁愛」の心で他者に接し、生涯を通して成長し続ける医療人を育成しています。さらに、健康・スポーツ教育研究センターを設置し、健康とスポーツをキーワードにした社会的要請の高い調査・研究・教育を積極的に推進しています。詳細については、https://www.kumamoto-hsu.ac.jp をご参照下さい。
ピンディーズについて
ピンディーズは、熊本県山鹿市を拠点に「更に進化し続けるオムロン」をテーマに活動している女子ハンドボールチームです。日本ハンドボールリーグの優勝回数は最多記録である17回を誇り、日本ハンドボール界屈指の実業団チームです。詳細については、https://pindys.jp/ をご参照ください。