CLOSE UP

Vol.09 積み重ねた努力を武器に No.18 伊地知  美姫

伊地知選手、こんにちは!
今回は高校卒業後、オムロンピンディーズへ加入。長い下積みを経て、今やピンディーズを勢いづけるキーマンへと成長したその姿に迫っていきたいと思います!
まずは生い立ちを教えて下さい!

鹿児島県の出水市で生まれ、卒園すると同時に鹿児島市へ引っ越しました。入学した小学校にドッジボールクラブがあり、元々体を動かすことが好きだったこともあってすぐに興味をもって入部しました。チームに女子が少なく、男子に負けたくないという思いで練習がない日も毎日トレーニングを欠かさずやっていました。そこで負けず嫌いな性格が強くなっていったと思います。
ハンドボールを知ったのは、従姉妹がハンドボールの実業団選手でその試合を見に行ったことがきっかけです。ドッジボールをしていてボールを投げることが好きだった私にはとても魅力的な競技で、中学校ではハンドボール部に入ろうとすぐに決めました。

伊地知選手

高校卒業後すぐにオムロンに入社した理由や現在に至るまで印象深かった出来事などあったら教えてください!

大学進学や他チームという選択肢もありましたが、オムロンへ入社した理由は当時日本代表監督も兼任されていたピンディーズ前監督である黄さん(現:琉球コラソン監督)による指揮や日本のトップレベル選手が多く在籍しているチームに所属し、プレーを肌で感じたいと思ったのが決め手です。
いざ入社してからは、チームメイトのレベルの高さや環境に慣れるのにとても苦労しました。
ただ、幸運なことに1年目の夏にU-20日本代表に選出され、アジア選手権に出場することができました。そこで同世代の大学生と一緒にプレーする中で、自分のフィジカルや基礎は負けていないんだと自信がつき、試合でも海外選手に当たり負けせずにプレーできました。結果は2位で世界選手権への出場権も獲得しましたが、試合中の怪我により途中離脱し、不完全燃焼で終わりました。
術後のリハビリも順調に進み、世界選手権で招集がかかり、リベンジの気持ちで臨みました。ヨーロッパの強豪国と対戦する中で、技術レベルの差を痛感し、人生初の大きな挫折を味わいました。今となってはこの経験が現在の成長につながったと思います。

伊地知選手

伊地知さんと言えば、フィジカルを活かしつつも繊細なシュートで得点を決める器用さやDFの安定さが魅力ですが、攻守どちらもこなすために、練習や試合で意識しているところはありますか?

私は器用なタイプではありません。「伊地知の長所はシュートの打点の高さとリリースポイントを変えてシュートを打てること」とのアドバイスを受け、長所を伸ばすことに加え、課題でもあった「シュートまでの動きの速さ」と「クイックシュート」を意識して取り組んでいます。DFでは相手のプレーを予測しつつも、自分自身がどのように対応すべきかを工夫することで奥深さや面白さが分かってきました。

最後にファンの皆様へメッセージをお願いします!

いつも温かいご支援、ご声援ありがとうございます。 1シーズン振りにファンの皆様に会場に来ていただき嬉しく思います。 パワー溢れるプレーでチームの勝利に貢献します!!!! 引き続き、応援宜しくお願いします。

最後にカメラが趣味な伊地知選手の最近撮ったお気に入りの1枚です♪

伊地知選手