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Vol. 32

新加入選手の紹介!!(前編)
~No.1 前田、No.2 植松、No.6 谷藤~

前田 優(まえだ ゆう) 前田 優(まえだ ゆう)

① 生い立ちを教えてください。

自然豊かな熊本県宇土市で育ちました。夏は虫取りや川遊びをしたり、冬は近くの山を探検したりと外で遊ぶことが好きで、毎日のように友達と野山に繰り出す活発な子でした。
ハンドボール部に入部したのは中学のときです。でも当時の夢はキャビンアテンダントでした。意外ですよね。きっかけは小さい頃、家族でよく海外旅行によく行っていたこと。英語で接客するキャビンアテンダントの姿に憧れました。語学留学したいという思いもありましたが、ハンドボールに打ち込むうちに、声を出したり自分を追い込んだりと一生懸命練習に取り組む感覚がたまらなくなって、どんどんハンドボールにのめりこんでいきました。もちろんチームでよい戦績を残すことができなかったり、目標であったJOC(ジュニアオリンピックカップ:将来のオリンピック選手の育成を目的とした若年層向けのスポーツ大会)の代表選手にも落選するなど、悔しい思いをしたこともあります。それでも大阪の強豪・四天王寺高校から声をかけていただけたことが自信につながり、一層ハンドボールの世界で勝負していきたいという思いが強くなりました。ハンドボールにすべてをささげてきた分、夢だった語学留学ができずキャビンアテンダントの夢も断念することになりましたが、いつの日かハンドボールを通じて、あの頃必死に覚えた英語で、世界とつながることができればと考えています。

  • 前田選手 歩き始めた頃の写真
    歩き始めた頃の写真
  • 前田選手 ひな祭りの写真
    ひな祭りの写真

② ハンドボールを始めた理由やきっかけを教えてください!

私の育った宇土市では、小学4年生から部活動が始まります。当時バスケットボールが人気でほとんどの友達がこぞってバスケ部に入りましたが、私は夏休みに遊べなくなるのが嫌で入部しませんでした。すると体力面で周りと差が付き始め、クラスで上位だったはずの持久走でみんなに抜かれてしまうようになりました。運動神経が自慢だった私はそれが許せなくて、中学では誰にも負けない体力を付ける為に、運動量の多いハンドボール部に入部を決めました。ハンドボール部では思っていた通り、走り込みのメニューが多く、始めの方は付いていくのに必死でしたが、「体力を付けてやる!」という思いを胸に、気合でトレーニングに取り組んでいました。夏になると陸上部に借りだされ、陸上とハンドボールの練習を両立できるようになっていきました。その結果、努力が実ったのか、中学3年生の宇城陸上記録会では、ハードル走と走り高跳びで1位という記録を出すことができ、走高跳は熊本県で4位になったこともあります。

③ ポジションはどこですか?また、そのポジションになったきっかけ、得意なプレーを教えてください!

ポジションはゴールキーパーです。でも、ハンドボールを始めたばかりの頃(中学1年生)はポストをしていました。シュートを打つ3年生の先輩の姿がとてもカッコよくて、自分もあんなシューターになりたいと憧れていたのです。でも思うようにシュートができず、こっそり泣きながら練習することもありました。しかも周りの選手は小学校からの経験者ばかり。周りとの実力差に焦りを感じていました。
転機が訪れたのはそれから半年後のこと。ゴールキーパーがいない日に代役で入ることが増え、自然とそのままゴールキーパーとして定着しました。ゴールキーパーは嫌だと思っていましたが、カテゴリーが上がるにつれてゴールキーパーの奥深さやかっこよさを知り、今となればゴールキーパーであることに誇りを持っています。

④ オムロンに決めた理由・オムロンでの目標

高校2年生の時、オムロンと合同練習したのがきっかけで「オムロンに入りたい!」と思うようになりました。選手の技術の高さはもちろん、チームで厳しく声を掛け合い、高いレベルを追求しあう選手の姿に感銘を受け、強い憧れを抱きました。高校・大学では日本リーグでも活躍できる実力をつけるために、心の中で「オムロンに行く」という目標を掲げて練習に取り組みました。
このチームで、勝利に貢献し、日本一になりたいです。伝統あるオムロンのユニフォームにふさわしい選手になれるように頑張ります!

⑤ 最後にファンの皆様へメッセージをお願いします!

いつもオムロンピンディーズを応援してくださりありがとうございます。チームの一員になれたことに責任を感じるとともに、とても誇りに思います。プレーオフ優勝を目標に、全力を尽くします!

植松 花乃(うえまつ かの) 植松 花乃(うえまつ かの)

① 生い立ちを教えてください。

「だんじり祭り」で有名な大阪府堺市に3姉弟の次女として生まれました。実は2歳年上の姉もハンドボール選手(HC名古屋の植松莉子選手)です!姉の莉子とは昔から大の仲良しで姉の影響で小学2年生からハンドボールを始めました。中学では大阪市内のクラブチームに所属。高校では、全国トップレベルの選手が多く在籍している環境で自分がどのくらい通用するのか試してみたいという思いから、大阪を飛び出し姉と一緒に東京の強豪・佼成(こうせい)学園女子高等学校に進学を決意しました。ハンドボール一筋な私たち姉妹を応援するために家族全員で東京に引っ越しをすることになったので、母や弟にはいまでもとても感謝しています。東京女子体育大学に進学してからもずっと一緒だった姉の存在は追いかけ続けてきた憧れであり、絶対に負けたくない存在でもあります。これからはプロの世界でライバル同士。ポジションは違いますが「姉を追い越す!」という思いで頑張ります。

  • 植松選手 だんじり祭りの写真
    だんじり祭りの写真(左:植松選手、右:姉)
  • 植松選手 大学時代の写真
    大学時代の写真(左:姉、右:植松選手)

② ハンドボールを始めた理由やきっかけを教えてください!

大好きな姉の影響でハンドボールを始めました。幼い頃からなんでも姉のすることをよく真似していて、小学校1年生の頃にハンドボールの練習の見学に行き、そこで姉のプレーを見て自分もハンドボールをやってみたいと思いました。

③ ポジションはどこですか?また、そのポジションになったきっかけ、得意なプレーを教えてください!

ポジションはセンターと左サイドです。小学校低学年の頃はキーパーをしていましたが、自分も点を取りたくてコートプレイヤーに転向しました。大学3年生までずっとセンターをしていましたが、大学4年生になる直前で前十字靭帯を損傷してしまい、復帰してからは左サイドでプレーしています。得意なプレーは積極的なディフェンスからの速攻です。

④ オムロンに決めた理由・オムロンでの目標

小学生の頃から漠然とハンドボールの実業団といえば「オムロンが強い」というイメージがありましたが、大学生になってオムロンとの合宿に参加できるようになると、選手たちのプレーがとってもスピーディーで、それでいて力強くて…!より一層憧れるようなりました。

⑤ 最後にファンの皆様へメッセージをお願いします!

オムロンピンディーズの一員としてチームの勝利に貢献できるよう、日々努力していきます。応援よろしくお願いします。

  • 植松選手 大学4年生の全日本インカレの写真
    大学4年生の全日本インカレの写真

谷藤 悠(たにふじ はるか) 谷藤 悠(たにふじ はるか)

① 生い立ちを教えてください。

岩手県盛岡市出身です。小さい頃からとにかく運動することが好きで、友達と小学校まで徒競走しながら登下校するような子でした。3歳の頃には6歳上の兄に誘われ野球をしていたそうです。幼いころから兄に投げ方などを教えてもらったおかげでハンドボールのような“投げるスポーツ”が得意になっていきました。
昔から負けず嫌いで、かけっこや逆上がりなど何でもできるようになるまで練習していました。そこは今でも変わっていないところだと思います。

  • 谷藤選手 藤選手が3歳の時の兄との写真
    谷藤選手が3歳の時の兄との写真
  • 谷藤選手 3歳の海で遊んでいるときの写真
    3歳の海で遊んでいるとき

② ハンドボールを始めた理由やきっかけを教えてください!

小学校6年生の時、市内の陸上記録会に「ソフトボール投げ」で出場し、大会新記録を出して優勝した経験があります。その頃から投げることには自信を持つようになりました。中学校のクラブ見学でハンドボールというスポーツを知り、「自分の強みを生かせるのはこれだ!」とビビッときました。

③ ポジションはどこですか?また、そのポジションになったきっかけ、得意なプレーを教えてください!

ポジションは、バックプレイヤーをしています。中学や高校でサイドを経験していたこともありますが、フェイントやミドルシュートを練習し身につけていったことからバックプレイヤーを任されることが増え、今では左45度、センター、右45度、どこでも自信をもってプレーできるようになりました。得意なプレーは、ディフェンスの間を果敢に攻め、押されながらでも泥臭く体を張ってシュートを狙いに行くこと。そして相手の隙を狙ってステップシュートやミドルシュートを打つことです。ぜひ、私のプレーを見に来てください。

④ オムロンに決めた理由・オムロンでの目標

昨年の8月頃に一度、オムロンの練習に参加させていただきました。そのときに選手の皆さんのハンドボールに向ける熱い情熱を感じました。練習中はパス回しの速さや正確性、そしてディフェンスのあたりの強さを体感しました。私はオムロンでハンドボールを学び、日々成長していきたいと思いました。
これからの目標は、当たり負けしない体を作り、キーパーをしっかり見てシュートを打ち分けることや大きい選手のディフェンスを利用してステップシュートを決めきるなど実業団でも通用するようなシュート技術や判断力を身に付けられるようになりたいです。憧れのステージに立てたので、失敗を恐れず何事にも挑戦をし、オムロンの勝利に少しでも貢献できるようにしたいです。

⑤ 最後にファンの皆様へメッセージをお願いします!

いつもオムロンピンディーズの応援ありがとうございます。たくさんの方に元気や夢を与えられるように頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします。

  • 谷藤選手 大学4年生の春リーグの写真
    大学4年生の春リーグ