① 生い立ち

—— 今回は熊本出身の竹原選手についてクローズアップしていきたいと思います！幼い頃からオムロンを見てきた竹原選手は、オムロンでプレーするまでにどのようなストーリーがあったのでしょうか。早速、生い立ちから教えてください！

熊本県宇城市松橋町（まつばせまち）出身です。この町はハンドボールが盛んで、私は小学4年生からハンドボールを始め、今年で17年目になります！高校までは熊本県内で競技生活を行い、大学では関東にある筑波大学へ進学しました。関東へ行けば熊本弁が抜けると思いましたが、全く抜けませんでした！笑
ハンドボールを始めたきっかけは、ハンドボールをしていた姉の影響で、姉のような選手になりたいと思いました！休日も、家族でグラウンドに行き練習をしていました。父も母もハンドボール経験者ではないのですが、指導者並みに熱いアドバイスと喝を入れてくれました。（分かる人にはわかる、母からのプレッシャー、、、笑）
オムロンへ入社を決めた理由は、オムロンは私にとってとても身近で憧れの存在だったからです。幼少期からオムロンの試合を家族みんなで観戦しており、特にピンクのユニフォームは私の憧れで、日本リーグに加入するならオムロンしかない！と思っていました。
大学4年生の時、当時は教員の道も考えていましたが、前監督の黄さんより声をかけていただき、今しかできないのは選手の道だと考え、オムロンでプレーすることを決めました。

小学５年生の竹原選手。（６年生では167cmあったそうです）

② 世界選手権誘致について

—— 2019年に熊本で女子世界選手権が開催されましたが、その大会の誘致で当時高校生だった竹原選手が大きく関わっていると聞きました！その時のことを詳しく教えてください！

当時の副校長先生から招致のお話をいただき、さらに英語でスピーチをすると聞き「私にできるかな…」と不安に思いました。しかし、母から「滅多にない機会だから、やってみたら？」という声に背中を押され、受けることにしました。招致はカタールのドーハで行われ、世界のハンドボール関係者が一斉に集まり、とても緊張したことを覚えています。プレゼンの前に、会場の一角に設置したJAPANコーナーで熊本を宣伝しました！ 本番ではとにかく笑顔で、そして熊本の皆様に良い報告ができるようにと思い臨みました。プレゼンの最後の言葉に「I would like you, to come to Japan, and watch my shoot!!」と言いました。将来自分が熊本世界選手権に出場して活躍するんだ！という気持ちを込めて伝えました。結果は皆さんご存じの通り日本に決定し、2019年に熊本世界選手権が開催されました！ 初戦の日本vsアルゼンチンの試合を見ましたが、会場を見渡した時に自然と涙が出ました。私はこんなに素敵な大会に携わることができて、幸せだなと感じました！この場をお借りして、多くの関係者の方に改めて感謝の言葉を伝えたいです。本当に貴重な経験をありがとうございました。

プレゼン中の竹原選手

③ 熊本県民として

—— 英語で誘致のスピーチしたなんて…海外の地で堂々とスピーチした竹原選手はすごいですね！熊本県民として、意識していることや思いがあれば教えてください。

応援してくださる多くの方に結果で恩返しができるように勝ちにこだわりたいと思っています。私は、地元に戻ってきた時に「おかえり！」と声をかけてくださったり、会場でお会いした時にはいつも温かいお言葉をくださったりすることを、本当に嬉しく思います。
現在、熊本出身選手が私ひとりです。密かな想いですが、もっと熊本出身の選手で地元チームを盛り上げていけたらなと思うので、熊本出身のハンドボーラーの皆さん！ぜひオムロンへ！！！

④ 熊本アピールタイム

—— いきなりですが、熊本のアピールをしてください！

いきなりですね〜！笑　
熊本は自然豊かで、水がとても美味しいですよ！ 有名な観光地は、阿蘇の大観峰や黒川温泉などがありますね。
夏に行く鍋ヶ滝公園は最高です！滝を間近で見ることができ、マイナスイオンを感じることが出来ます。とっても涼しいですよ！
山鹿は温泉が有名ですね！ぜひ日頃の疲れを癒しに山鹿に来てはいよ〜☆

⑤ 熊本県民へメッセージ

—— それでは最後に熊本県の皆さんへメッセージをお願いします。

日頃より温かいご支援・ご声援をいただき、本当にありがとうございます！ 皆様のご声援がチームの原動力となっております！
私は地元熊本が大好きです！たくさんの方に声をかけていただき、人の温かさに触れ、今の私があるのだと思います。そして大好きなハンドボールを熊本でできて本当に幸せです。
これからも誰にも負けん気でがまだしていくので、応援ば宜しくお願いします☆
（これからも誰にも負けない気持ちで頑張っていくので、応援を宜しくお願いします！）