Vol. 14
根幹となす
~ピヴォット無くして、チームは成り立たず~
今回は、ピヴォットプレイヤーとして活躍している永田選手、福井選手、竹原選手、グレイ選手の4名にインタビューしました。
皆さん、お疲れ様です!最初にピヴォットプレイヤーになったきっかけを教えてください!
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私は日本代表に選ばれたいという思いがあり、前監督である黄さん(現:琉球コラソン監督)と相談し、入社5年目でバックプレイヤーからピヴォットに転向しました。
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大学時代膝を手術し、復帰の為にトレーニングを行っていた時、当時教務補佐をしていた先輩に「八尾先生(現:東京女子体育大学監督)と話して、ピヴォットをやらせてもいいのではないかという話が出ている」と言われたのがきっかけです。膝の怪我があったこともピヴォットに転向した理由の一つですが、それよりも復帰後に自分が試合に出られる道を考えました。ピヴォットプレイヤーと3枚目DFとして生き残れば、試合に出るチャンスがあると思い、迷わずピヴォット転向を決断しました。
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実は大学1年時までバックプレイヤーをしていました。懐かしいです(笑)
大学1年時に膝の怪我を負い、リハビリをしている時に筑波大学の監督である山田(現:平山)先生から「竹原ポストやってみない?」との誘いがありました。当時は絶対に嫌だ!と思っていたのですが、復帰する頃のメンバー構成を見たとき、ポストの人数が少なかったんですね。ライバルが少ない=試合に出るチャンスが多くなる!と思い、やってみようと思ったのがきっかけです! -
ピヴォットプレイヤーになったのは大学3年生の下期、膝の怪我から復帰するタイミングでした。現SONY所属の青麗子選手とポジション(レフトバック)が被っており、当時監督の山田永子さんから「ピヴォットに転向して攻撃の起点になってくれないか」と依頼があったのがきっかけでした。小学2年生からハンドボールをはじめ、13年間レフトバック一筋だったうえに、ロングディスタンスからのシュートが一番の武器だったのでピヴォットへの転向はとても悩みました。しかし、私は新しいことに挑戦するタイプなので、ピヴォットプレイヤーとしてこのチームを強くすると決心をしました。膝の怪我、当時のポジション問題をきっかけにポストに転向を決めたと述べましたが、これも運ですね!花を咲かせるチャンスを与えてくれた山田監督には感謝しきれません。
4人とも共通してバックプレイヤーを行っていたという経歴がありますね。
バックプレイヤーの気持ちが分かるピヴォットプレイヤーは、意思の疎通が取りやすいのではないでしょうか?
では次に「私のここは誰にも負けない!」ところを教えてください!
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DFとの駆け引きからブロックをかける所ですかね…。
私がDFの時に守りにくい動きを相手にもしています。 -
相手の隙を狙い、空いたスペースに走りボールをもらうプレーです。あとはバックプレイヤーの経験を生かして、上からのロングシュートも自分の武器の一つです。
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GKとの駆け引きです。
当時、松橋中学校の監督だった米村先生から「GKの軸足を見てシュートを打つ」ことを学び、GKと駆け引きすることがより楽しくなりました。
ピヴォットはゴールに最も近いため、GKとの駆け引きが最も重要で、瞬時の判断力がより必要となる為、シュートタイミングの変化やGKの軸足を見て打つことを意識しています。 -
日々鍛えているフィジカルを活かしたパワフルなピヴォットプレーは誰にも負けません。ワンハンドキャッチからシュートに行くまでの強さとスピードが一番の武器です。今後も更に磨きをかけて、世界でも通用する選手になりたいですね。
それぞれの持ち味がしっかりと伝わってきますね!
それでは最後に「この選手のこのプレーがすごい!」を教えてください!
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グレイ選手
ワンハンドキャッチと背面にDFがいてもパワーでシュートまでいくところはすごいですね!
試合でも注目です! -
永田選手
DFとの駆け引きとブロックプレーが格別です。走るふりをしながら、DFを惑わせてブロックをはめるので、いつもその駆け引きに負けてしまいます…。守るのが大変なので、DFで対峙する度に味方でよかった~と思ってます(笑)DFをしながらこの動きを入れると守りにくい等、練習の中でも学ぶ所ばかりです。今シーズンで引退されるので、今のうちに永田選手のプレーを盗み、自分のプレーに生かしたいと思います!
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福井選手
手足の長さを活かした力強いポストプレーが魅力的です!このパスは取れないだろうな…というパスでもキャッチしてシュートまで決めてくれる頼もしい存在です。
あと私が好きな福井選手のプレーは回り込んで打つロングシュートです!
このシュートが決まったときはスカッとした気持ちになり、私もガッツポーズが出てしまいます(笑)ぜひ皆さんにも見ていただきたいです! -
竹原選手
私が持っていない武器を竹原選手は持っています!それは、バックプレイヤーと合わせた6mライン際での抜群なタイミングのスライド、ボールハンドリングがとても上手なのでワンハンドキャッチも得意としている選手です。現在はリハビリ中ですが、復帰後に強くなった竹原選手のプレーを皆さんに会場で見てほしいです!お楽しみに!!