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No.2 勝連 智恵 No.11 尾﨑 佳奈 No.20 渡辺 直葉 No.22 米澤 綾美

Vol. 13

速く、強く、賢く

~観客を魅了するサイドプレイヤー~

13回目を迎えるクローズアップ、今回は観客の目を釘付けにするピンディーズ最強のサイドプレイヤー4名にお話を聞きました!

みなさん、こんにちは!まずはサイドプレイヤーになったきっかけを教えてください!

  • ハンドボールを始めた中学校では、他のポジションに先輩がいたこともあって最初はピボットでした。その後、宣真高校に進学した当初はサイドをしていましたが新チームになってからはずっとセンターをしていました。本格的にサイドをやり始めたのは、オムロンに入社してからです。オムロンから声をかけてもらったときにサイドで。という話だったのと、実業団に入ってプレーしていくことを考えたらセンターでは限界があると感じて、サイドでやっていこうと決断しました。

  • サイドプレイヤーになったのは、身長が135cmしかなかったのと走るのが速かったからです。バックプレイヤーをしていたこともありましたが、中学1年生からサイドをしています。

  • 兄の影響で小学校では野球をしていました。中学校で野球と似た投げるスポーツがしたいと思い、入部を決めました。ハンドボールを始めた中学1年生からサイドプレイヤーをしています。あまり覚えていませんが、おそらく背が小さかったのでサイドプレイヤーになったのだと思います。

  • 近所のお姉ちゃんたちがハンドボールをしていたので、もともとハンドボールに興味がありました。中学校で体験入部をしたところ、先輩たちがシュートを打つ姿を見て「かっこいい!」と思い入部しました。 サイドプレイヤーになったのは大学3年生の1月頃です。元々はフローターをしていましたが、大学時代の恩師に「サイドをやってみろ」と言われたのと、同級生のサイドプレイヤーが怪我をしたこともあり、そこからサイドプレイヤーになりました。

サイドプレイヤー特集

4名ともタイプの異なるサイドプレイヤーで、それぞれの良さを生かしたプレーはとても見応えがあります。ここは是非見てほしいところはありますか?

  • キーパーとの駆け引きとディフェンスでの駆け引きです。

  • 速攻と角度のないサイドシュートです。

  • シュートバリエーションと速攻の絡みです。

  • キーパーとの駆け引き、空中でキーパーの動きを最後まで見て打ち分けるところです。

サイドプレイヤー特集

サイドシュートが上手くなるにはどうしたらいいでしょうか?悩める全国のサイドプレイヤーから質問が寄せられています。(Instagramで質問を募集いたしました!)みなさんからぜひアドバイスをお願いします!
・角度がない時どこを狙ってシュートしたら良いですか?
・角度がない状態で前に出てこないキーパーに対してどこを狙いますか?

  • 角度がない時は、GKはゴールポストにより引いて待つことが多いと思いますが、遠目を打てるように中に飛び込めばそれを取りに足を上げてきます。それを見て股下を狙ったり、足を上げてこなかったら遠目の中段や上を打ち抜くといいと思います。

サイドプレイヤー特集

右サイドの右利きシュートを入れるコツを教えてください

  • 右脚(逆ジャンプ)で跳び、ムササビシュートと言われているような体勢をとって打つことで角度が広がります。滞空時間を増やす、GKの動きをよく見ることも重要だと思います。ただ怪我のリスクや体勢が作れずコースが限定されてしまう可能性もあるので練習を繰り返し行い、身につけましょう。

サイドプレイヤー特集

ためる時に意識している事を知りたいです!!

  • ためすぎて小さくなったままシュートを打たないようにすることと、キーパーとの距離が近くなるとシュートコースが制限されるのでキーパーとの距離感を意識しています。

サイドプレイヤー特集

シュートに行くと、体勢が悪くなってしまいます…

  • シュートの時、パスとタイミングが合わなかった時など、私も体勢を崩してしまうことがあります。そうすると打つ場所が限られてしまい、GKも止めやすくなりますよね。わたしが心がけていることは、パスがどれだけ下に来ても目線を遠目の上に持っていくこと。そうすると自然と体勢も上がってきます。慣れてきたら体も一緒に起こすために真上に跳ぶ努力をすること。この2つを心がけています。

サイドプレイヤー特集

みなさんのサイドシュートを決めきる強さには、GKとの駆け引きやシュートのコツが関係していたのですね。とても勉強になりました!

最後にクローズアップの中の人が4選手の特徴を教えます!

  • 勝連選手

    勝連選手はとても手先が器用です。勝連選手の手先の器用さはシュートテクニックでも活かされています!そして、チーム1の運動神経を誇り、どんなスポーツをしても要注意人物です!ハンドボールを選んでくれて良かった。他のスポーツを選んでいても一流選手になったのではないでしょうか!?

  • 尾﨑選手

    尾﨑選手は見ての通り甘え上手です。(みなさんにどう見えているかは分かりませんが(笑)) 観客の方々やカメラマンも虜にする、そんな選手です!ぜひ会場で直接観てみてください。自然と目で追っているはずです。そんな尾﨑選手は速攻の加速ピカ1です!電光石火というのは尾﨑選手の事でしょうか!?

  • 渡辺選手

    渡辺選手はとにかく小さいです!目の前にいても気づきません。(嘘です。)身長は151㎝と日本リーグ選手の中でも低い方ですが、とにかく体を張ってルーズボールを死守します。1試合に1回は必ず見せ場を作ります!渡辺選手の気合いに注目です!また、シュートは多彩なテクニックを持ち合わせており、とてもワクワクさせる選手です。

  • 米澤選手

    米澤選手は現在リハビリ中の為コートに立っていませんが、サイドだけではなくセンターもできるんです!米澤選手は頭脳派プレーヤーであり、パス・シュートセンスが光ります。サイドシュート、センター共に「シュートの時にいつまでボール持ってんだい?」と質問したくなるほど滞空時間が長く、独特なタイミングでGKやDFのタイミングをずらす能力を兼ね備えています。魔術師ですか?(それは違います。)早く選手復帰するのを楽しみにしています!

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